リッチブラック。
日々の学習お疲れ様です!
JUNPEIです!
今日はグラフィックデザインの表現の1つ
「リッチブラック」についてお話ししたいと思います
リッチブラックとは墨インキ(K)にCMYのインキを加えて、
墨インキだけでは表現できない、深みのある黒(漆黒)を表現する設定を言います
「じゃあ、漆黒の方がカッコ良くてイイじゃん!」
「全部リッチブラックでイイんじゃない?」
「要するに、どっちでもイイんでしょ?」
となる前に、
必ず「黄金比&メリット&デメリット」を覚えておきましょう!
①リッチブラックの黄金比
CMYKの%を適当に組み合わせて、なんとなくリッチブラックになった…では
正確にリッチブラックが印刷で再現されないため、
C60%
M40%
Y40%
K100% です
ではなぜこの%なのか?
それはこの後のコーナーでお伝えいたします
②メリット
まずメリットからです
リッチブラックが使用される場面は、
大きな墨のオブジェクト=墨ベタが広い範囲で使用されている場合です
墨ベタが広い場合、K100%のブラックだと、
①「ムラになりやすい」
②「※ピンホールができやすい」
という美しくない仕上がりになることがあります
リッチブラックにすることで、
この①②を最小限に抑えることができます
(※ピンホール/穴抜け)
印刷時にゴミやホコリが入り込み、その部分が白く抜けてしまう状態の事を言います
スミ1色でのベタ部分が多い場合、この様な現象が起こりやすくなります
そこで、問題の部分をリッチブラックにする事で、
ピンホールが起こってしまっても他の色が補い合って目立ちにくくする事ができます
③デメリット
次にデメリットです。
ブラウザでの見た目は黒(漆黒)、K100%と変わりませんが、
実際にリッチブラックは、CMYKの4版を使用した黒になります
なので、
黒1色(K100%)のみで印刷をしてコストを安くしたい場合は、
リッチブラックでは4色のフルカラー扱いとなるので、印刷コストは高くなります
また、
もう1つの注意点が「文字の色をリッチブラックにした場合です」
小さな文字や、その文字の背景などを、
リッチブラックなどのCMYK4色掛け合わせの黒で作成された場合、
わずかな見当ズレ(印刷の際、正確な位置からずれてしまう)の影響で滲んでいるように見え、
読みづらくなる可能性があるので注意しましょう
④黄金比の理由
先ほどの、
C60% M40% Y40% K100%の黄金比について、
ググるといろんな比率の情報が出てくるかと思いますが、
最も印刷で美しく仕上がるのがこの数値となります
インキの組み合わせによって様々な黒を表現することができますが、
CMYKの合計値が高くなり過ぎると、
陰気の乾きが悪くなり「※裏移り」や「汚れ、滲み」など印刷トラブルの原因となります
リッチブラックを作成する場合の濃度はK=100%を含めて250%以内に抑える事
これが原則と覚えておきましょう!
(※裏移り=乾いてないインキが上の紙に付着してしまうこと)
CMYKを全て100%濃度にしない!
CMYK4色のベタを「レジストレーション」と言い、
CMYK全ての色が100%含まれている黒になります
基本的にデザイン内で使用する事はありません
この「レジストレーション」はリッチブラックではないので要注意です!
(CMYKの合計が300%を超えないこと!)
このレジストレーションの状態は印刷の許容量を超えた大量のインキが紙に転写されるため、
先ほど説明した、インキが乾きが悪くなったり、印刷後に紙が重ねられた際に、裏移りの危険性が増します!
また4色ベタが広範囲に渡ると、紙同士がくっついてしまい、その後の工程で用紙がはがれる際に、
印刷面もはがれて傷がついてしまうことがあります(これをブロッキングと言います)
最後に…
小さなスミ文字はK100%。 大きなスミのオブジェクトはリッチブラック。
当然ながらこれは絶対にこうあるべきだ。と、いうことはありません!
あくまでも1つの表現方法として覚えておくと、様々な問題に対処でき便利という程度です。
Just do it!!!
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