のぼり・タペストリー・横断幕のデザインと印刷について&セミナーのお知らせ
みなさん、こんばんは。
ぬるま湯グラフィックデザイン塾
塾長のJUNPEIです。
先日は公開添削にご参加頂きありがとうございました!
毎回ゆるい雰囲気の中、
今回は「ロゴデザインの作り方講座」を実施させて頂いたのですが、
いかがでしたでしょうか?
また、
生徒さんの案件の相談をリアルタイムで、
みんなで意見を出し合うあの時間は貴重な経験かと思います!
「神回」でしたね!
10月もゆるい雰囲気で開催していくので是非ご参加お待ちしております!
また、今回のブログの最後に「セミナーのお知らせ」がありますので
最後まで読んでいただけると嬉しいです!
今日のテーマは「のぼり・タペストリー・横断幕のデザインと印刷について」です。
グラフィックデザインのカテゴリの1つである、
のぼり・タペストリー・横断幕の基本を今回は学んでいきましょう!
とはいえ、
Illustratorでデザインを制作する(平面のデザイン)というところまでは
チラシや名刺を制作するのと同じ流れなので安心してください!
違いは「何に印刷するか?」という点です。
ここがグラフィックデザインの醍醐味でもあり面白さでもあります!
【のぼり】
セミナーでもお伝えしたことのある”のぼり”ですが、
のぼりで一般的に使用される生地は「ポンジ」を使用します!
ポンジは、ポリエステル100%平織りの生地で、
ポリエステル系布素材の中でも薄くて軽い素材です。
特徴は、
・薄くて軽く、風になびきやすい
・雨に濡れても乾きやすい。(屋外で使用しやすい)
・発色がよい。(印刷された文字や画像がはっきりと見やすい)
・色の裏抜けがよく、裏から見てもきれいに見える
・他の生地より安価(消耗品の範囲)
という点です。
デザインの特徴は、
風でバタバタなびいて、反転しても「読みやすい&分かりやすいデザイン」を
意識して大胆なデザインを心がけていきましょう!
また、
のぼりの一般的なサイズは「1800×600mm」と覚えておきましょう!
そして印刷方法は、大きく2種類あります。
▶︎ダイレクト昇華プリント
布地に直接プリントし、その後加熱することで発色・定着させて仕上げる印刷方式です。
転写紙が不要なため、低価格・短納期で提供することが可能です。
▶︎昇華転写プリント
一旦、転写紙にプリントしたものを生地と重ねて熱と圧力を加え、染料を昇華させて生地に転写します。
ポリエステル生地特有の染色方法です。遠くから見ても美しく、鮮やかな発色に仕上がります。
この2種類を覚えておきましょう!
【タペストリー】
タペストリーの中には「のれん」「店頭幕」「街灯から吊り下がっているフラッグ」もその仲間に入ります。
印刷する生地では、
「トロマット」「スエード」という布地が一般的です。
それぞれの布地の特徴は下記となります。
【トロマット】
ポンジよりも厚みのある丈夫な布地です。しっかりとした高級感のある仕上がりになります。
【スエード】
サテン調の鈍い光沢がある、高級感のある布地です。美しいプリントができます。
厚み:0.21mm
布地は上記2種類をご紹介しましたが、
私が今までの仕事で、ダントツに使用してきたのが「トロマット」です。
「サラサラした光沢感がほしい」という場合は「スエード」を選択するような分け方でOKです。
他に「トロピカル」という布地がありますが…
3種類の特徴で分けると複雑になってしまうので、上記の2択で提案していけばOKです。
また、
上下にパイプを通すための「袋縫い加工」という加工も可能で、
画像の”店頭幕”や他に”のれん”にも使用できます。
以前、某芸術大学の学祭に招待して頂いた際に、
テキスタイルデザイン科の生徒さんが10メートル以上ある天井から
トロマットで印刷したタペストリーを展示してあって、圧巻でした。
もし、自分でオリジナルの布(シート)をデザインしたいというときも
Illustratorでデザインを作成すれば容易にできます!
【横断幕】
最後は横断幕です。
横断幕は「ターポリン」というテント生地を使用します。
ターポリンは、屋外でも使用できる「丈夫なビニール素材」で、
スポーツチームの応援、工事現場の広告、新築マンションの好評分譲中などの懸垂幕としても使用されます。
印刷方法は”屋外用インキを使用したインクジェップリント”が一般的です。
また、横断幕として仕上げるために、いくつか加工が必要なので、
この場で覚えておきましょう。
【ハトメ加工】
柵などに掲示できるように、紐を通せすための金具(ハトメ)を打ちます。
【ロープ縫込み加工(四方ロープ加工)】
ロープを生地の周囲に縫込み補強をします。 4辺を補強することで強度が強くなります。
【袋縫い加工】
先ほどの、タペストリーと同様にパイプを通すための袋加工も可能です。
今回は以上となります!
※のぼり、タペストリー、横断幕はグラフィックでも印刷が可能です!
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https://www.graphic.jp/lineup/banner
グラフィックデザインは平面のデザインとなるので、
布も紙もデザインの方法は同じです!全く変わりません!
でも、布地系のデザインなど特殊な印象がする案件になると少し不安ですよね…?
布地の種類はどれが良いのか?印刷方法が良くわからない?など
最初は難しく感じるかもしれませんが、ぶっちゃけ最初だけです。
経験値が高いグラフィックデザイナーが、
稼いでいるグラフィックデザイナーと言えます!
私が良く言う「断らない=圧倒的に稼げる」を実行していくために、
どんどんチャレンジの回数を増やし、
じゃんじゃんトライ&エラーを繰り返し、
ガンガン行動していきましょう!困ったらなんでも私に聞いてください!
それではまた次回に!
P.S.
毎度、即満席の
「WEBデザイナーのためのグラフィックデザインの授業」が
10月17日(月)19:00〜22:00
10月22日(土)13:00〜16:00
の2日間に決定しました!
年内最後のグラフィックデザインセミナーになるかもしれませんので、
興味がある方は是非予定を空けておいてください!
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