グラフィックデザイン習得への4つの要素
みなさん、こんばんは!
ぬるま湯グラフィックデザイン塾
塾長のJUNPEIです。
みなさん、日々の学習お疲れ様です。
今日はグラフィックデザインを習得への4つの要素をお伝えします。
まず最初にやるべきことは、
デザインをたくさん見ること
です。
これはグラフィックデザインで食べていくためには、1番重要と言えます。
課題で手が止まってしまうという方はこれが圧倒的に足りていないということです。
時間が無い方でも便利なPinterestやBehancなどを活用することで、
世界中のクリエイターが制作したデザインを知ることができます。
TTMをする参考デザインを集めていく事は
日々みなさん実行していただいているかと思いますが、
集めた参考デザインから、答えを探してはいけません。
「ヒントを探す」という目線でやっていきましょう。
たとえば好きなデザインのロゴがあったとしても、
自分が今から作ろうとしているロゴのコンセプトと、
完全に一致するということはほぼあり得ません。
逆にお手本を参考にしすぎて、
製作中の段階でデザインの優先順位を見失ってしまうかもしれません。
これは良くあるパターンです。
では、ヒントをどう活用すれば良いのか…について、
分解して考えてみましょう。
①カラー
まずはカラーです。
デザインの印象はこれで決まります。
今から自分が作るデザインにふさわしいカラーを
参考デザインから探してみましょう。
いきなり、Illustratorのカラーパレットで「こんな感じかな」
なんてことは絶対にしないでください!
最低でも、参考デザインからスポイトでカラーを抽出して、
%をキリ番にして整えながらカラーを整理していきましょう。
②カタチ
次はカタチです。
単純にまずは、丸、三角、四角のどのカタチが1番コンセプト、
目的が伝わりやすいかを参考デザインからヒントを探してみましょう。
全体のカタチを決めるに当たって、
文字のカタチ(フォント)、線のカタチ(太さも含む)、イメージのカタチなど
1つずつ整理し選択していきましょう。
③レイアウト
グラフィックデザインではこのレイアウトが最も重要です。
これだけでデザインの8割は決定しますので、
慎重に参考デザインから選択していきましょう。
どのレイアウトにすれば、
「オシャレ・カッコいい・カワイイ・シック・モダン」を
デザインとして表現できるかを考えることは、特に難しいです。
何がどこに置かれているのか、余白はどれくらいあるのかを
参考デザインをよく観察して、ヒントを見つけてみましょう。
④世界観
最後は世界観です。
グラフィックデザインにはWEBデザインにはない世界観の表現が必ず必要です。
参考にしたデザインをTTMして、そこからアレンジした際に
世界観がズレてしまうことがよくあります。
ズレるという意味は、本来表現しないといけない、見た目から感じる印象が
無機質になっていたり、ターゲットから外れていたり、表現が統一していない点がそれに該当します。
言葉で言うのはとても難しいのですが、
私たちが無意識に感じているデザインには、必ず世界観が存在し、
それを表現することこそグラフィックデザイナーの価値だと言えます。
以上4つをを意識して、集めた参考デザインからヒントを探してみましょう。
観察してそのデザインの意図を見つけ出し、
見つけ出した意図を自分のデザインに使ってみましょう。
紹介したデザインの構成要素はあくまで1つの基準に過ぎませんし、
案件内容やグラフィックデザインのカテゴリごとに違いは出てきますが、
基本的には、こうした要素が影響しあって全体的な世界観が生まれています。
良く観察して「色・形・配置」だけに分解してみると、
ひとつひとつのルール自体はとてもシンプルなもので、単純なルールの積み重ねで、
デザインの印象が出来上がっているということが良くわかります。
だからこそ、オシャレな印象のデザインは、シンプルな印象が多いとも言えると思います。
ただぼんやりとデザインを眺めるのではなく、
この4つの要素に込められた「意図」に気づけるようになると、
TTMからのグラフィックデザインの作り方が理解できてきます。
今後も「こんなデザインをしてみたい」と感じたものを集めて、
そこに隠された意図を読み解くスキルを磨いていきましょう!
それではまた次回に!
P.S.
前回に案内した
「WEBデザイナーのためのグラフィックデザインの授業」の募集は、
10月9日(日)or10日(月)を予定していますので、ぜひチェックしてください!
※定員(20名)になり次第終了・初めて参加される方限定となります!
↓↓↓↓↓
おすすめ記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。