グラフィックデザインとアニメ
みなさん、こんばんは!
JUNPEIです!
ついに先日行ってきました!
「冨樫義博展」!
原画の迫力ってやっぱ良いですね!
幽遊白書のウラメシユウスケが最後ラーメン屋だったって
すっかり忘れていました…
でもジャンルはバトルなのに
あんなにオシャレなエンディングはさすが冨樫先生…。
めちゃくちゃ良かったです!
ちなみに私が好きな冨樫キャラは
「スナイパー刃霧」です(指紋十字斑!)
わかる人にしかわからなくてすみません…。
HUNTER×HUNTERも人気で、
自分のお土産にキーホルダーを買ったのですが
開けたら「幻影旅団 マチ」が出て、微妙でした 笑
クロロが良かった…。
またまた
わかる人にしかわからなくてすみません…。
ということで今回のテーマは
「グラフィックデザインとアニメ」です。
私はアニメや漫画が大好きで、
それが影響してグラフィックデザインに入り込みやすかったのか
と思えるほど当時ハマっていました。
そんな中で、今でもインパクトが残っているアニメのワンシーンといえば
「新世紀 エヴァンゲリオン」の”予告のレイアウト”ですね。
最終回のタイトルこんなだったけ?と思い出しつつ、
ピックアップして集めてみましたが、すごい世界観ですよね。
当時は斬新で様々な媒体がこのレイアウトを使用していました。
アニメエヴァンゲリオンのタイトルは極太の明朝体を
直角に折り曲げて配置するタイポグラフィのような表示となっており、
これは監督の庵野秀明が影響を受けた映画監督市川崑へのオマージュとなっています。
また、この他にもタイトル名自体が過去のSF作品へのオマージュとなっているものも多く、
タイトル1つ1つに拘りを感じます。
ちなみに。
古畑任三郎のこのタイポグラフィも三谷幸喜監督が市川崑へのオマージュとなっています。
(名刺のデザインをこんな印象にしても面白いですね)
とはいえ、エヴァンゲリオンのデザインを見てみなさんが疑問 を感じるのは、
「文字の縦横比率変わってんじゃん!」という声が聞こえてきます。
現在ぬるま湯グラフィックデザイン塾では、
フォントは変形したり、線に色をつけて太らせたりはNGと教えています。
はい、今はそれで間違い無いです。
しかし、圧倒的な世界観を表現する際、
例えば「映画、芝居、小説」などの
規格外の表現をしなければいけない時はその概念を
ぶち壊さないといけない場面があります。
デザインよりアートに近い表現にはなりますが、
これはデザインの基本が理解できていないと、
圧倒的なインパクトのある表現にはたどり着きません。
デザインを理解していなくて、
なんとなくでやってしまうと、
一気に安っぽくなってしまう言わば”紙一重の表現”です。
まずは、フォントでもカラーでも基本が大事で、
カリキュラムにある「ダサい処理20選」は、
グラフィックデザイナーとしての基本的な部分として
必ずインプットをしてください。
ただしその先、みなさんが現場でこの基本的なことを
ぶち壊す場面が出てきた際に、思いっきり振り切ってチャレンジをしてみましょう。
そのための学ぶべき基本でもあるのです。
ロゴと屋号のフォントの関係性、世界観も同じくです。
基礎を徹底的に網羅していれば、
ぶち壊すタイミングでも基礎力は発揮できます。
「これから私はもっと奇抜なデザインがしたいんだ!」という方、
「もっと派手でブリブリなデザインを表現したいんだ!」という方、
いきなりその方面に行ってはダメです!
いくら今の自分に自信があろうとも、
それが自己満足の世界では、世の中に必要とされているデザインとは言えません。
基礎をやりたくない方は、どうぞアーティストになって自己満足の世界で表現していきましょう。
我々グラフィックデザイナーはクライアントの想いを形にして
商売繁盛を叶えるためのビジネスです。
生涯稼ぎ続けられるデザイナーは自分のエゴに左右されることなく
目的とゴールを常にイメージし、デザインで表現しています。
これから先目指す場所は、
世の中に必要とされるグラフィックデザイナーになることです。
常にそれをイメージしましょう。
カリキュラムを終わらせることがゴールではありません。
むしろ終わってからが始まりなのです。
それではまた次回に。
P.S
今年最後のグラフィックデザイン塾の公開添削は、
12月22日(木)19:00〜20:30に行います!
添削希望は担当講師にお願いします!
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コメント
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ブログ投稿ありがとうございます!
うぉぉ!いってらしたのですね!冨樫展!
めちやめちゃ冨樫先生の世界観リスペクトです!
刃切要存じ上げてます!
鋭い目つきとあのサラサラヘアにどこにでも的を当てる能力!魅力的でした!
私は蔵馬と飛影に心奪われてましたが、冨樫先生の生み出すキャラはどうしてあんなに魅力たっぷりなのか!
その展示会に行かれてるのが羨ましいです^ ^
以前ブログでおっしゃられてた『守・破・離』のお話がまた聞けて嬉しいです!一度聞いただけでは意識が流れてしまうので繰り返しリマインドかけていただけて改めて意識し直せます!
今回も内容の濃いブログありがとうございました!
takakuraさん、こんにちは!
メッセージありがとうございます!
飛影と鞍馬は冨樫先生作品の中でも、最強ですね!
戸愚呂弟や仙水のように、人間味と儚さが冨樫キャラの魅力かな…と
展覧会で考えさせられました!
いつもブログを購読して頂きありがとうございます!
『守・破・離』の意識、徹底していきましょう!