デザインの目的とゴール
みなさん、こんばんは。
JUNPEIです。
先日募集を行った、WEBデザイナーのためのグラフィックデザインの授業ですが、
両日共に速攻で満員御礼となり、本当にありがとうございました!
当日みなさんとお会いできるのを
楽しみにしてます!
そして、今日のテーマは「デザインの目的とゴール」です。
グラフィックデザインで最も必要なのは「世界観」と以前にお話をしましたが、
それと同じぐらい大切なものが「目的とゴール」です。
「目的:なんのためにデザインが必要なのか?」と
「ゴール:どうなれば成功なのか?」を常に考え、
それをカタチにすることがグラフィックデザイナーの価値です。
特にチラシのデザインでは、
① どの情報を1番訴求しなければいけないのか?
② 誰に対して訴求しているのか?
③ それが伝わりやすい表現になっているか?
がとても重要です。
私は昔、師匠からこんなことを言われました。
「こんなチラシデザインで印刷したら、ゴミを刷っているのと同じ」と…。
ここで師匠が言いたかったことは、
「そのデザイン、本当にお客さんのことを考えて作ったデザインか?」と言うことです。
我々グラフィックデザイナーは、
お客様の商売繁盛を叶えることが責務であり、
できて当たり前と思われています。
OPEN告知チラシであれば、
まずは「ストーリー作り」から始めてみましょう。
① 駅前でチラシを配っている(なんのチラシかな?)
② チラシを受け取る(ほうほうヘアサロンねぇ…)
③ OPENする情報を確認(へぇ〜今度OPENするんだぁ)
④ キャンペーンを確認(オープニングキャンペーン、激アツじゃん!)
⑤ 場所を確認(駅から近い!イイね!)
⑥ 問い合わせ先を確認(予約してみよ!)
ザッとこんな感じです。
これがまずはべースとなり、
ここから原稿にある情報の優先順位を決めていきましょう。
その優先順位は、
① ヘアサロンがオープンすること
② いつオープンするのか?
③ キャンペーンのお知らせ
④ 問い合わせ先
⑤ 場所
です。
目的:
オープン告知と新規客の集客
ゴール:
来店&予約につなげる
これを一瞬で伝えられなければ集客ができないからこそ、
我々グラフィックデザイナーの出番ということになります。
そしてその優先順位をベースに「世界観」を表現し、
そのお店の「印象」も伝えてあげられるようにしましょう。
でも「それができないから悩んでいるんですよ!」と言う声も聞こえてきます。
私も昔はそうでした….。
作ってはダメ、作ってはダメの繰り返しで、
師匠から椅子を蹴られながら、グラフィックデザインを教え込まれたこともあります。
営業さんから「もっとちゃんとやれよ!」と怒鳴られたこともあります。
上手くいかなくて、泣きながら自転車を漕いで帰宅した思い出もあります。
クライアントの土下座して誤ったこともあります。
ただ、お客さまにはこんなことは関係ありません。
お客さまはプロのグラフィックデザイナーがどんなデザインを作ってくれるのか
ワクワクして待っています。
そのワクワクを裏切らない、
自分の作ったデザインが商売繁盛につながり、
商品が大ヒット!売上倍増!2店舗目出店決定!など、
ここの結果が次のビジネスにつながるのです。
自分の屋号のロゴマークも同じです。
何のために自分をロゴで表現するのか?
それを誰に伝えたいのか?
誰のためにデザインするのか?
整理して考えてみましょう。
きっと答えが出てくるはずです。
どんなデザインにも必ず「目的とゴール」があり、
そこには期待しているお客さまがいます。
最後に、
グラフィックデザイナーは「お客様の期待以上のデザインを作ってなんぼ」です。
原稿の通りに表現することは基本ですが、
グラフィックデザイナーの立場で、しっかり効果的な表現を提案することを
忘れないこと。ここで満足度が変わってきます。
理屈も大切ですが、まずは自分の考えだけで形にしてみることから始め、
課題を提出し、プロのグラフィックデザイナーからの添削内容を、
自分の引き出しにして「提出→添削→修正…」を繰り返して
グラフィックデザインを体に染み込ませていきましょう。
そして、少しレベルが高いですが、
私が普段使っている
このチェックリストを活用してみてください。
①自分の考えに依存していないか?
②クライアントの考えに寄せすぎていないか?
③本当にチラシが効果的なのか?
④客観的な視点で観れているか?
⑤このデザインは使いやすいか?
⑥情報が複雑になっていないか?
⑦デザインに違和感はないか?
⑧デザインに不快感はないか?
⑨デザインは美しいか?
⑩本当にそれは必要か?
それではまた次回に。
P.S.
10月26日(水)19:00〜20:30
公開添削セミナーを開催します!
よろしくお願いします!
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