【看板デザインを知ろう!】
みなさん、こんばんは!
クリエイティブディレクターのJUNPEIです!
ぬるま湯グラフィックデザイン塾の
8月の生徒さん実務案件受注率は、
なんと、92%!
この数字はスゴイですね…。
生徒さんの努力が結果につながっている、
またその報告をもらうたびに本当に嬉しいです!
その実務案件の中で、みなさんが特に不安になる
「看板デザイン」について今日はお話をさせて頂きます!
まずは、
看板を基礎知識についてです。
看板と言っても様々な形、サイズ、材料、仕様がありますが
今回はよく街中でも見かける「板状の看板」についての基本をこの場で学んでいきましょう!
(後で見返せるように、特別編に追って追加させて頂きます!)
まずは、看板に使用される「材料」についてです。
よく使われる材料は、この3つになります。
①アルミ複合板
②塩ビタック
③ラミネート
上記の3つを覚えておけば、
看板の案件を受けても全く問題ありませんので、
メモしておきましょう!
①アルミ複合板
「通称:アルポリ」と言います。
アルポリの良く使用される規格サイズは、
1800×900mmと2400mm×800mmの2種類があり、
1800×900mmを「3×6判(サブロクバン)」
2400×1200mmを「4×8判(シハチバン)」と称されています。
今後、クライアントに看板のサイズの件で相談あったら、
上記のサイズを基準にして打ち合わせを進めていきましょう!
また、アルポリには厚みが何種類かありますが、
よく使用される厚みは「3mm厚」と覚えておきましょう!
②塩ビタック
次に「塩ビタック」です。
塩ビタックは”糊付きのシート”となり
表面はツルツルしていて光沢があり、裏面はシール状になっています。
印刷方法は「インクジェット」を使用し、
インクの種類は「溶剤(ヨウザイ)」を使用します。
溶剤インクは「屋外用にも耐えられる油性のインク」です。
この「塩ビタック」と「溶剤インク」は、
壁面へ直接貼る屋外広告としても使用されます。
柱に直接360°塩ビタックを貼ったり、
車に貼る「カーラッピング」に使用されたりもします。
③ラミネート加工
最後に「ラミネート加工」です。
先ほどの塩ビタックに印刷が完了したら、
表面保護のためにラミネート加工をします。
ラミネート加工は、薄い透明のフィルムを熱で圧着しする加工です。
フィルムは2種類あり「グロス」と「マット」があるので、
そのデザインの印象や、看板(屋外広告)を設置する場所で決めていきましょう。
光に反射して見づらくなるようなデザインや、
テカテカすると雰囲気が違うな〜…という場合はマットがオススメです!
また、
ラミネート加工をせずに塩ビタックに印刷をしたままだと、
摩擦や衝撃で印刷面に傷が入ってしまうため、
ラミネート加工は必須となるので覚えていきましょう!
上記の②③を①に巻き込んで貼ると、
みなさんがよく街で見かける看板の完成です。
そして、
デザインから発注をまとめると…
①看板のサイズを決めてデザインを制作する。
②デザインが校了になったら印刷会社へ手配する。
③印刷を手配する際に必ずラミネート加工を手配する。
という流れになるので、
クライアントに「看板ってどうやって作るんですか?」と聞かれたら、
このように説明していきましょう!
また、
クラウドソーシングでの取引では、
現地調査や採寸、看板設置まで行うことは困難なので、
必ずクライアントに看板屋さんを探してもらいましょう!
その後、その看板屋さんと自分と連絡先を交換して
直接やりとりして、サイズやデザインの注意点を聞きながら進めて行けば、
何の問題もありません!
クライアントと看板屋さんがつながれば先ほどの①②③を
看板屋さんが全部請け負ってくるので、
データを納品するだけで終了です!
こんなに簡単な進行なので、
ビビらずに、ロゴデザインの延長で、看板デザインも出品していきましょう!
今回はここまでになります!
それではまた次回に!
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