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ぬるま湯デザイン塾 – 公式ブログ

ECサイト制作で失敗しないための、たった一つの「聞く技術」

沖縄から、こんにちは!EC講師の亀井です。

この記事では、ECサイト制作で多くの方がつまずく
「クライアントの本当の要望を引き出せない」という悩みを解決します。

ヒアリングをただの“作業”で終わらせず、
クライアントのビジネスを一緒に伸ばしていく“パートナー”になるための考え方と、具体的な進め方をお伝えします。

読み終わるころには、次の打ち合わせが少し楽しみになっているはずです。


はじめに:なぜ、あなたの作ったサイトは売れないのか?

「言われた通りに作ったのに、なぜか満足してもらえない」
「デザインはいいのに、なぜか売れない」

EC制作を学んでいる方なら、一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

でもこれ、デザインやコーディングの問題ではないケースがほとんどです。
原因はもっと手前、“ヒアリング”の段階にあることが多いんです。

よくあるのが、ヒアリングを「質問を埋める作業」として進めてしまうこと。
用意された項目を順番に聞いていくだけでは、クライアント自身も気づいていない「本当の課題」にはたどり着けません。


思考の転換:ヒアリングは「質問」ではなく「診断」

クライアントが「ECサイトを作りたい」と言うとき、
本当に欲しいのは“きれいなサイト”ではありません。

求めているのは、
・売上を伸ばしたい
・新規顧客を増やしたい
・ブランドを広げたい

といった“結果”です。

たとえば医師が「頭が痛い」という言葉だけで判断せず、
生活習慣や背景まで探るように、
私たちもクライアントの言葉の奥にある“本当の目的”を見にいく必要があります。

ヒアリングシートはあくまで入口です。
本当に大切なのはそこから先、

「なぜ必要なのか?」
「どんな未来を実現したいのか?」

を一緒に深掘りしていくことです。


失敗しないヒアリング術:3つのステップ

ここからは、実際に使えるシンプルな3ステップをご紹介します。


ステップ1:「What」ではなく「Why」を聞く

クライアントが
「こんな機能がほしい」「こんなデザインにしたい」と言ったとき、
一歩踏み込んで理由を聞きます。


・クライアント:「◯◯ペイを追加したい」
・あなた:「なぜ必要だとお考えですか?」
・クライアント:「若い人に使ってほしいから」

このやり取りだけで、目的は
「決済機能」ではなく「若年層の獲得」だと分かります。

ここが見えれば、
SNS施策やキャンペーンなど、より本質的な提案ができるようになります。


ステップ2:ターゲットの解像度を上げる

「20〜30代女性」だけでは、正直ぼんやりしすぎです。

・どんな生活をしているのか
・何に悩んでいるのか
・どこで情報収集しているのか

一人の人物が思い浮かぶレベルまで具体化します。

たとえば、
「休日はカフェ巡りが好きで、Instagramで情報収集している28歳女性」

ここまでイメージできると、
デザインもキャッチコピーも一気にブレなくなります。


ステップ3:強みと弱みを一緒に見つける

実は、多くのクライアントは自社の強みをうまく言語化できていません。

だからこそ、第三者の視点で
「何が強みで、何が弱いのか」を整理してあげることが重要です。

例えば、
「商品の品質だけでなく、開発者の想いが一番の魅力ではないでしょうか?」

といった一言で、サイトの方向性がガラッと変わることもあります。

こうした“価値の言語化”こそが、プロとしての大きな役割です。


ヒアリングの落とし穴:完璧を目指しすぎない

ここでひとつ大事なポイントです。

それは、
最初のヒアリングで全部を完璧にしようとしないこと。

特に新規事業の場合、最初からすべてが明確になっていることはほとんどありません。

むしろ、
まずは小さく作って公開 → 反応を見る → 改善する
という流れのほうが、結果につながるケースも多いです。

ヒアリングは一度きりではなく、
プロジェクトを通して続いていくもの。

この意識を持つだけで、精度は大きく変わります。


おわりに:あなたは作業者か、それともパートナーか

これからは、デザインやコーディングの一部はどんどん自動化されていきます。

その中で価値になるのは、
「相手のビジネスを理解し、結果につなげる力」です。

深く聞き、整理し、言語化する。
そして一緒に前に進める。

このスタンスがあるだけで、
単なる“制作者”から“パートナー”へと一気に立場が変わります。


次の打ち合わせでは、
ヒアリングシートを開く前に、まず一言。

「なぜ、このプロジェクトを始めようと思ったんですか?」

ここから、すべてが変わります。


もしこの記事を読んで、
「これは使えそう」と感じたことや、
「ハッとしたポイント」があれば、ぜひコメントで教えてください。

小さな気づきでも大歓迎です。
あなたの一言が、他の方のヒントにもつながります。

それでは、
また来週〜はいさい!

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コメント

    • 竹田先生の生徒さとう
    • 2026年 5月 02日

    亀井先生、初めまして!
    ステップ1の「What」ではなく「Why」を聞く、そうすることで深く聞けるんだなととても勉強になりました!
    クライアント様にとっての単なる制作者ではなく、一緒に前に進めるパートナーになれるよう努力します!

      • 亀井洋一郎
      • 2026年 5月 07日

      さとうさん、初めまして!
      コメントありがとうございます。

      「What」ではなく「Why」を聞く、という部分が少しでも参考になったようで嬉しいです。
      ぜひ今後の提案やヒアリングに活かしていただければ幸いです。

      引き続きよろしくお願いいたします^^

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1986年生まれ。茨城出身。7歳の時に父親の会社が倒産し、借金地獄のホームレスとなる。
その後、祖父母に引き取られ12歳の時にWindowsパソコンをイチから組み立て、WEBサイト制作を独学で始める。
16歳から印刷業界を経験し、その後WEB業界に転身。WEBマーケティングを実践で学び、反応率にフォーカスした売上重視のデザインを得意とする。
2020年にデザイン塾を創業し、世界23ヵ国、延べ64,000人にデザインセミナーや講座を開催。
2022年には熊本県熊本市と立地協定を締結し、地方創成プロジェクト開始。
2023年からは法務省の委託事業として、全国少年院の職業訓練として民間初となるWEB制作講座を開始し、子供たちの社会復帰支援にも尽力している。

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