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ぬるま湯デザイン塾 – 公式ブログ

【デザインチェックリスト】

こんばんは!

クリエイティブディレクターのJUNPEIです!

昨日は静岡県の奥地へ極秘プロジェクトの打ち合わせへ行ってきました!

 

 

急遽の予定だったので、手土産はどうしようかな…と悩んでたところ、
「鳩サブレー」ってこんな可愛いパッケージデザインだっけ?と目について、
めちゃくちゃシンプルだけど、鳩サブレって確かに説明いらないよな…と思って即購入!

グラフィックデザイナーの手土産ってどこか期待されることがあるんですけど…w
たまには、定番の魅力というか、慣れ親しんだものを新しい価値観で伝わると良いなと…
結果めちゃくちゃ喜んでくれて良かったです!

渡した相手も「こんなデザインあるんだ?可愛いね!」と私と同じリアクションでしたw

ということで、
今回のテーマは【デザインのチェックリスト】です。

 

皆さんは普段、
クライアントワーク、ヒアリング、見積もり、制作、納品、営業まで
どのようにされていますか?

・ただクライアントに言われたから…と言う理由で「YESの一択」で進めていませんか?
・自分が初心者だからと言って、いつまでも遠慮してませんか?
・ヒアリングがしっかりできていなくて、トラブルになっていませんか?
・納品方法がわからなくてアタフタしてませんか?
・専門用語をクライアントに「なんですか?この言葉?」とか聞いてませんか?

初めは自信がない&経験値が足りないのはしょうがないので、
不安なことがあれば、遠慮なく私やエキスパート講師にガンガン相談してください!

ただ、ここで心配なのは「少し実務に慣れ始めた時」です。
「慣れ」「余裕」「隙」は紙一重です。

少しでも皆さんの実戦のヒントとなるように
今回6つのチェックリストを用意しましたので、
これからのグラフィックデザイナーとしての活動に参考にしてみてください!

 

①見積もりは慎重かつ大胆に

 

ココナラで見積もり依頼が来た際は、
問い合わせのサービスがココナラでいくらで出品されているかを必ず参考にしましょう。

同じ土俵、まずはそれが相場です。
ただ、初心者だから…を基準に1番安いサービス価格を参考にする必要はありません。
”疲労対効果”をイメージして、しっかり交渉していきましょう!

特に「明日までに!の短納期」「原稿なし!の丸投げ案件」は
”疲労対効果”が大きいので、大胆に金額提示してOKですが、
提示する前に、クライアントが考えている”予算”を先に聞き出すことがオススメです。

自分では10,000円ぐらいかな…と思っていても、
「今回は予算30,000円でやってくれますか?」なんてこともあります!
先にこちらの手の内を明かすより、相手のポテンシャルを確認しておきましょう!

また、まだ実務経験が浅い方は、
クライアントが1,000円でやってほしい!と言われたから「YES」の一択はだんだん卒業していく
ビジョンを持って実績を積み重ねていきましょう!

見積もりを提案することだけでいっぱいになるのではなく、
一呼吸置いてから、冷静な精神状態にしてから、交渉を進めていきましょう!

 

②クライアントの将来をイメージしてヒヤリングをする

 

クライアントは「デザイナーに任せればなんとかなる」と大抵の人は思っています。
だってそのためにいるんだから…これが本音です。

だからと言って、何も情報がなければ”目的達成デザイン”を作り出すことは困難です。
例えば、原稿もHPも画像の準備も何もないクライアントが、
「今度、美容院をオープンするんですが、オープンするためのデザインを提案してもらえませんか?」ときたら、

「マジかぁ、超やっかいなクライアントじゃん、面倒くさいから断っちゃおう…」ともし思ったら、
今すぐグラフィックデザイナーを諦めた方が良いですね…。
この案件は”大チャンスです”!

あなたがデザインをプロデュースしたこの美容院が5年、10年、2店舗、3店舗と増えた時の未来を想像したら、
あなたのデザインは、たくさんの人を豊かにしていくデザインに発展していきます。
そのスタートのお仕事ができるなんて…夢のようようですよね!それを現実にしていきましょう!

そんな案件がきたら、
まずはヒヤリングが肝心です。

①お店のコンセプト(店舗名)
②サービス内容
③ターゲット層
④規模、立地、開業日、価格帯
⑤今抱えている悩みや問題

これぐらいが聞ければ提案としては十分です!
ここからクライアントの将来をイメージして、
そこに関わる全ての人が豊かになるようなイメージでロゴマークから提案してみましょう!

 

③営業活動を必ず継続すること

 

これは以前のブログでもお伝えしたことがありますが、
ココナラのプロフィールに書いてあるから大丈夫!
ヘッダーで表示しているから見てくれている!は甘いです。

ほとんどのユーザーは、あなたのことを細かく見ていません…。
逆にイラストレーター歴1年、フォトショップ歴1年なんてみんな見ていないので、
安心してください!

ここで注意が必要なのは、過信しないと言うことです!
しっかり相手に自分は”何が得意で、何ができるグラフィックデザイナーなのか?”
確実に伝えていくことでリピーターが増えていきます!

途中から会得したスキルも既存客にしっかりアピールしていくと良いですね!
だからこそ、名刺のようなリピート率の高い案件が絶好のアピールの機会になったりします。
タダで情報を教えてくれて、迷惑に感じるユーザーはほとんどいないはずなので、どんどんアピールしましょう!

地味で、地道なことですが、積み重ねが大事です。
プロのアスリートもグラフィックデザイナーも同じで、コツコツの習慣の積み重ねが結果に繋がります!

 

④納品形式をしっかり熟知しておくこと

 

たくさんのやり取りをして、校了の連絡が来た瞬間、
「やったー終わったー!」とガッツポーズをとるのはまだ早いです。

納品はめちゃくちゃ大事で、ここがうまくいかないと、
ここまでの過程が全て台無しになってしまいます…。
下記の項目を今後のチェックリストに活用していきましょう!

①アウトラインを作成したデータになっていますか?
②イラストレーターを持っていなくてもデータ内容が確認できるようにPDFをつけましたか?
③ロゴマークはWEBで使用できるように、.pngまたは.jpgで準備できていますか?
④クライアントがネット印刷を利用する場合、そのネット印刷の入稿基準は確認できていますか?
⑤データの保管期間は伝えましたか?
(データの保管は1ヶ月間です、それ以上を義希望される場合は有料オプションからご購入くださいのような流れが◎)

 

⑤なんでも簡単にクライアントに聞いてませんか?

 

これはとても大事なことなので、今日から絶対にしないようにしましょう。
まず「知らない業界用語」のような単語が出てきたら、
「どう意味ですかこれ?」なんて聞いては絶対にダメです。

相手は自分の業界だろうが「そんなことも知らないの?もう面倒くさいな…」と
あなたがどんな優れたグラフィックデザイナーだろうと良い印象には受け取りません。
その問題の解決策こそが、活普段からみなさんが訓練している「ググるスキル」です。

ググることはただカリキュラムを進めるだけではなく、実務では本当によく使います。
聞く前にまずはググってみる。ググって回答が出たらその業界用語を使用してメッセージを返信する。
これだけでクライアントの満足度は上がります。普段から”ググる習慣”を続けていきましょう!

また、クライアントから提示していきた、わかりづらいイメージに対して、
「もっと具体的なイメージをください」と言っていませんか?
これは絶対にNGです。

具体的なイメージをカタチにすることが グラフィックデザイナーの仕事ではなく、
イメージをカタチにできないからこそグラフィックデザイナーに価値があります。
そのことをよく考えて、クライアントからのイメージを整理していきましょう。

 

⑥そのデザインに”想い”は乗せましたか?

 

昔、銀座のイタリアンレストランでアルバイトしていた頃、
無茶苦茶忙しいのに、よくシェフに「お前、最後アレ乗せたか?」と聞かれ、
「アレってなんですか?」と聞くと「馬鹿野郎、愛情に決まってるだろ!」と本気で怒られたことがあります。

それと同じ、愛情つまり”想い”がないデザインは小手先で、
誰の生活も豊かにすることはできません…。
大金を使い、もしくは借金もして作った会社や店舗、その社長やオーナーの想いは
並々ならぬものがあります。

その重みと将来を考えて、ロゴ、チラシ、名刺、ショップカード、看板、パッケージなどの
デザインを作り上げていきましょう。
そのモチベーションはどんな時であろうとグラフィックデザイナーが一生持っていないといけない大切なモチベーションです。

肝に銘じておきましょう!

 

今回は以上となります!

それではまた次回に!

 

P.S
9月も公開添削やります!
作品募集しているので、ガンガン応募してください!
もしかしたら「第2弾 お題」も出すかもしれませんので、
併せてよろしくお願いします!

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1986年生まれ。茨城出身。7歳の時に父親の会社が倒産し、借金地獄のホームレスとなる。
その後、祖父母に引き取られ12歳の時にWindowsパソコンをイチから組み立て、WEBサイト制作を独学で始める。
16歳から印刷業界を経験し、その後WEB業界に転身。WEBマーケティングを実践で学び、反応率にフォーカスした売上重視のデザインを得意とする。
2020年にデザイン塾を創業し、世界23ヵ国、延べ64,000人にデザインセミナーや講座を開催。
2022年には熊本県熊本市と立地協定を締結し、地方創成プロジェクト開始。
2023年からは法務省の委託事業として、全国少年院の職業訓練として民間初となるWEB制作講座を開始し、子供たちの社会復帰支援にも尽力している。

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