【ばえるデザイン作れますか?】
みなさん、こんばんは。
クリエイティブディレクターのJUNPEIです。
今回のテーマは「ばえるデザイン作れますか?」です。
グラフィックデザイナーのお仕事では、
「SNS映えするデザインでお願いします」という依頼が日常的にあります。
(言われなくても当然その意識で取り組みましょう)
特にフード系の店舗ロゴマークのデザインでは、
9割の確率で依頼されるので、
今からデザイナーとしての準備をしておきましょう。
まずは、巷でどんなデザインが映えているのか?
を調査する必要があります。
グラフィックデザイナーは常にそのアンテナを張っていけなくてはいけません。
「若い世代のことはわからない…」
「何が流行っているのか全然ついていけてない…」
こんなことではデザイナー失格です。
クライアントの世代は案件によって異なります。
全ての世代にコミットできるデザイナーこそ
稼ぎ続けれられるデザイナーと言えるでしょう。
例として、私の案件で最近出てきた希望は、
「TODAY’S SPECIAL」のようなデザインで…
「貴和製作所」のようなイメージで…
「BLUE BOTTLE COFFEE」のような感じで…
のような具体的な店舗名が出てくることが最近多くなりました。
上記の店舗名を聞いて「あぁ、あれね!あんな感じね!」と
わかる方は◎です。
わからない方は今から覚えれば全く問題ないので、ググってみましょう。
具体的な店舗名が出てくると言うことは、そのロゴマークは映えデザインとして
認知されていると言うことですね。
クライアントはSNSやグッズ展開で集客したりさまざまな戦略を考えています。
それにコミットできてこそ、一流のデザイナーです。
そのためにも今何が映えているのか?を知っておく必要があります。
情報を集めるポイントとして
① SNSをチェック(最新の情報を取得)
② 店舗がたくさある繁華街に出かける(自分が良いと思ったロゴを写メする)
③ 異性の雑誌・ファッション誌を読む(楽天マガジンなどWEBマガジンを利用すると便利)
上記を意識するだけで、
そのクラインアントがターゲットとしている世代に対して
情報が伝わるデザインが制作できるようになります。
そして、デザインで気をつけるポイントは、
① とにかくインパクトを強く
② とにかくオシャレ感を出す
③ とにかくSNSにアップしたくなるようなデザイン(これが1番難しい…)
まずは「写真を撮ってくれないことには始まらないので…」
何がオシャレで、何が流行っているかを知っておくと良いですね。
ロゴは世界観とストーリー性が重要です。
そして、フード系はこの定番のポーズで
SNSにアップされるようなイメージで、デザインしてみましょう。
(ちなみに、このロゴのお店は ”アラビカ キョウト ヒガシヤマ”です)
「そんな簡単に言うけど…」
「もっと具体的な説明できないの?」
「オシャレって言われても困る…」
と皆さんの心の声が聞こえてきます…。
ここで申し上げたいことは、グラフィックデザインには、
これぞ「必殺技!」と言うものはありません…。
あるとすれば「TTM」です。
TTMの素材がどれだけあるか=普段からデザインをどれだけ意識して見ているかの数が
デザイナーのセンスであり、そのシーン毎に「定番のオシャレ」を表現できます。
ただ、オシャレを言葉で言うのは誰でも難しいですよね?
それはクライアントも同じです、
だからこそそれをカタチにできる我々グラフィックデザイナーが
存在し、そこに価値が生まれるのです。
そして「オシャレ」は人それぞれ違う価値観で考えられています。
最低限、クライアントがターゲットしている層の価値観を知っておかないと
「求められているその価値観」には到達できません。
ロゴマークのデザインは大手企業では
1000万円の製作費をかけて作られることもあります。
カリキュラムには、ロゴマークのデザイン課題がありますが、
どこまで上記を意識できているかを確認してみましょう。
まだそこまで進んでいない生徒さんは、今から準備をしておきましょう。
地道な意識こそが将来の財産となります。
その財産はお金に変わり、
それであなたの人生がさらに豊かになります。
以前も申し上げましたがデザイナーに年齢は関係ありません。
そこが魅力なのもデザイナーです。
デザインは誰にでも可能性があり、才能も必要ありません。
日々の意識を、さらに強く持ち、継続していきましょう。
デザインには終わりはなく、常に進化し続けるからこそ
私たちはその価値を提供し続けなければいけないのです。
それではまた次回に。
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コメント
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お世話になっております。
卒業生の保子です。
伊藤先生には在学中大変お世話になりました。
卒業してから2件ロゴのご依頼をいただきました。
実際に使用した場合のイメージなどを送付すると喜んでいただけたので、
ロゴの実績があまりなく、不安でしたが間違っていなかったのだなと今回のブログで励みになりました。
今後も精進して参ります!
保子さん、ご無沙汰しております。
ロゴ案件の獲得、素晴らしいですね。
さすがです。
チャレンジを続けること、壁を乗り越えていくこと、
これはデザイナーを続けるにあたり、
とても重要なことです。
何歳になっても、何年経っても継続していきましょう。
その度にクライアントの喜びと出会え、
それが自分の人生が豊かになる「内面的」な部分になってきます。
これからも、
不安なことがあれば遠慮なく相談してください。
今後ともよろしくお願いいたします。
はじめまして、ぬるま湯卒業生の飯尾裕介ともうします。
今回の記事、大変励まされるものでした!
ロゴ制作では少しだけではありますが、クライアント様につくらせていただく機会があり、とてもよろこんでいただけたのですが、web制作ではいまだ成果がでていないので悩んでいたのですが、自信を持ってロゴ制作にも取り組んで行こうと思えました。また年齢的なことについても自信を持たせていただきありがとうございました。
生涯の仕事としてデザインと出会い伝説の父となるため、まだまだ頑張れそうです!
ありがとうございました!
飯尾さん、はじめまして。
メッセージありがとうございます。
年齢は全く関係ありません。
私の師匠は80代ですが現役バリバリのデザイナーです。
年齢を重ねていくだけではなく、
そこにスキルと表現力に「深み」のような印象をプラスでいる
デザイナーになれると良いですね。
デザインを生涯の仕事として、お互い切磋琢磨し頑張りましょう。
今後ともよろしくお願いいたします。